コンテンツ検索/三遊亭ふう丈の検索結果

三遊亭ふう丈さん インタビュー

1984年8月23日生まれ、熊本県出身━落語にハマる大学時代に落研に所属していました。お笑いが好きでそういう部活を探していたのですが、駒澤大学には落研しかなかったんです。最初は嫌々。かっちり落語をやるような部活だったので「やんなきゃいけない」と言われ嫌々落語をやっていたんです。そしたら「意外と面白いなあ」と思い始めてハマりました。今まではお笑いの中でも漫才とかコントとかに興味があったので、それまでは全く落語を聞いたことがなかったです。一番最初に聴いたのは落研の先輩の噺で、第一印象は難しい。『子褒め』だったかな。理解力が乏しかったんで、「ちゃんと聴いてないと笑えないなあ」っていう印象はありました。(笑)でも実際やってみると楽しいっていうのはありますね。━落語家になる就職活動に失敗したというよりも、気が入ってなかったっていうのはあると思います。ただ、落語家になろうとまでは思ってなかったものの、なんとなくこういうことをやりたいとは考えてて。最後の学園祭でウケたのを見た友だちが「落語家になっちゃえばいいんじゃない?」みたいな感じで背中を押してくれたことも大きかったかもしれないですね。それですぐ調子に乗って「じゃあ(落語家に)なっちゃう?」っていう感じでした。━師匠宅を発見弟子入りっていえば連絡を取らずに出待ちすることが多いと思うんですけど、その発想がなかった(笑)師匠がマクラで「足立区六町出身」と何度も言っていたので、その六町まで行ったんです。僕は師匠がすごい有名人だと思っていて、誰かに聞けばわかるだろうぐらいに考えていたんです。それが大きな間違い。タクシーの運転手さんとかに聞き込みをしても「え、誰ですか?」とか「このへんで落語家といえば先代の圓楽師匠くらいしかわかんないなあ」みたいなのばかり。飲食店とかも転々と聞いたんですけどやっぱりわかんない。そうこうしてるうちにようやくラーメン屋さんで「もしかして大角さん(師匠の本名)のこと?たまに出前してるよ。教えてあげるよ」って。結局夕方くらいまでかかりましたね。━いざ、突撃志願自宅には後日改めて行きました。師匠のお宅だけ確認して「よし、明日の朝行こう」と。次の日に行って師匠がいるかどうかもわからないのに、それでも勢いで行っちゃったんですね(笑)ピンポーンって押したら女将さんが出て、当時飼ってた犬がキャンキャンと出てきたのに続き、網戸越しに憧れの人が!「はいはいはい、うるさいんだバカ野郎!・・・で、なんですか?」って・・・それでまた師匠の声が小さい(笑)ただ、そのときお弟子さんが一人いらっしゃったので「うちはもう弟子は取らないことに決めてて・・・キャンキャンうるさいんだバカ野郎!」みたいな(笑)それだけは鮮明に覚えてます。「新作はやりたいのかい?君が新作をやりたいという気持ちがあるんだったら、ネタとか持ってきてもらえれば見ることはできますよ。やる気があるんだったらネタでも持ってきなさい。ただ弟子を取るかどうかは別です」と言われ、後日ネタを持って今度は出待ち。そしたら覚えててくれてネタも受け取ってくれました。さらに次の日電話がかかってきて「君の書いたネタ、なかなかいいと思うよ」って言ってくれて有頂天でしたね。━縁あって弟子入り師匠が「どんどんネタ持ってこいよ」みたいな感じだったのに対して、僕は間隔を空けて持って行ってたんですね。だから師匠も何となく「こいつはやる気があるのかどうかわかんない」って思ってたんじゃないかな。そんなこんなで半年ぐらい経ったころ、一番下のお弟子さんが辞めちゃって前座さんが必要になり、ちょうどその時にあいさつに行っていたのが僕。ご縁ですね。同じタイミングでもう一人弟子入り志願の人がいて、それがわん丈さん。他にもそういう奴がいたなってかんじで家に呼ばれたのが僕。それから3カ月ぐらいふるいにかけられて、二人とも頑張ってるからってめでたく二人とも入門。ただ同期ながらもやっぱり差を付けないといけないということで、一応半年くらい先に志願をしていた僕が上になりました。━コント風落語表現することが好きですね。お笑いが好き。職業じゃないけど友だちと漫才とかもやってて、何となくこういうことが好きなんだというのはありました。ものを書くのも好きです。コントを遊びで書いてたり、師匠に持って行ったネタもその延長だったような気がします。作るのも話すのもまだ得意とは言えないですけど、好きなのは話すほう。師匠は圧倒的に作るほうが好きだって言うんですよ。作家気質なとこがあるんでしょうね。「話すのは好きじゃない」って。でもやっぱり話すのもすごいので、師匠は絶対そんなことはないと思います。僕の場合はどちらかといえばやってるときの方が楽しいです。━荒川の土手を歩く地味だし趣味とも言えないですけど(笑)葛飾区堀切に住んでいて、歩いて5分くらいのところに金八先生の荒川の土手があるんです。そこでたまにランニングをします。運動は全然ですけど気分転換だったり、人間観察にもなりますしね。学生さんたちがサッカーとかしてて活気があっていいなあと思って。強いて言えば趣味は土手歩きですね。━目標今は二ツ目で寄席にもなかなか出れてないんです。当然ですけど枠が決まっているので。だから真打ちになったときに自分のやりたい新作落語で寄席の出番をいただけて、なおかつウケる。寄席でウケるのは落語家として間違いないと思います。よくわかんない会でウケるより、寄席でウケるということが落語家にとって大切だと思うんです。古典に負けないぐらい新作でウケるっていうのが新作落語家として認められてるというか、すごいことだと思いますね。だからそういう噺家を目指しています。今はそれが目標。新作は去年(2017年)トータルで13本だったかな。それでも少ないです。その中でいくつ残るかって言ったら1、2本くらい。本当はもっと書きたいんですけど、まだまだですね。三遊亭ふう丈動画一覧はこちらから