落語

瀧川鯉八「科学の子」

僕の人生が変わるかどうかは分かりませんが、世界は確実に変わり始めています、人工知能の出現によって。この間人工知能ロボットと会話が出来るというイベントにいってきました。いろんなロボットがいてどこもかしこも長蛇の列、僕も何時間も並んでやっと順番回ってきました。人間そっくりの姿形したロボットに、好きな食べ物なんですかって意地悪な質問したら。わし、係りの者だけど。間違えた。わし、誘導係の者だけど。間違えた、その先に本物のロボットいましたよ人間と見分けがつかない、照れくさそうに誘導係のおじさん言うわけ。うなぎかな。テレビでも人工知能のこと扱ってまして、二体のロボットがいてその一体のロボットに人間が命令する、このブロックを積み上げろ。命令されたロボットは一生懸命ブロックを積み上げていました、そしてもう一体のロボットに人間が命令する、このブロックを壊せ。しかし命令されたロボットは、友達がせっかく積み上げたブロックを壊すことなんて出来ませんって従わないんです、それでも人間は繰り返しいいから壊せと命令し続けました。すると命令され続けたロボットは、お願いですからもうそんなこと言わないでくださいって泣き出したんです、皆さん科学はここまで来てるんです。もうね、このロボット抱きしめて言ってやりたい。いい子ぶっちゃって、涙でてないじゃん。科学の進歩は止まらないんだそうで、いずれ当たり前のように人間の姿形した人工知能がこの座布団の上でお喋りすることでしょう。でもその時はきっと客席も人工知能なんでしょうけど、ひょっとしたらもう何体か紛れ込んでるかもしれない、人間のフリして。神は人間を作った、わしは人間を超える人間を作った、だからわしは神を超えた。こんなことを口にするのは神への冒涜となるだろう、さぁいでよロボハチわしが生み出した科学の子。つづきは動画で。瀧川鯉八動画一覧はこちらから

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桂三四郎「過去のないワイン」

ちょっと、大丈夫ですか?ちょっと大丈夫ですか?あれ?ここはどこですか?ここは天王洲ですよ。天王寺?天王寺じゃないですよ。一文字違いで全然違う町になってしまいますから。ここは天王洲にあるとある倉庫会社のワインセラーの中ですよ。ワインセラー?ええ、あなたはオーナーさんに買い付けられてここに連れてこられたんですよ。買い付けられたって、じゃ、あなたはいったい。僕は見ての通りの赤ワインです。ここで付いて来れなくなったらもうおしまいですからね。ここからですから。まだ終了は押さないで下さい。見ての通りの赤ワインです。赤ワイン?あれ?すいません。僕自分が何者でなんでここにいるのか全然思い出せないんですけど。あ、あなた記憶喪失じゃないですか?ちょっと後ろ向いて下さい。あーやっぱりそうだ。あなたワインのラベルが綺麗に剥がされてますよ。後ろのバーコードまで綺麗に。だから自分が何者でなぜここにいるのか思い出せないんですよ。あーそうなんですか。でも、あなた見たところ夕食ビン酒ですね。はい?夕食ビン酒。夕食人種?いえいえ、人間だったら夕食人種、ワインだったら夕食ビン酒です。あーなるほど。他にどんなビン酒がいるんですか?主に白ビンですね。白人?いえいえ、白いビン。白ワインです。あーなるほど、白いビンで白ワインですか。なるほど面白いですね。じゃ、僕ははしづめラベルを剥がされてツルツルのビンですから、ツルにビンで釣瓶ですね。いや、違いますよ。それ、有名人の名前に変わってしまいますから。しかしあなたもここにいるということはどこかしらのワインでしょうから、いろんなワインに紹介していきますよ。何か思い出すこともあるかもしれませんし。ええ、ぜひ宜しくお願いします。こちらこそ宜しくお願いします。僕のことは気軽にセブンって呼んで下さい。セブン?セブ島産のワインなんですか?いえ、セブンイレブンで売られているんです。なんでそんなワインここにあるんですか?いつでもどこでも気軽に買えるじゃないですか。いやいや、ここのワインセラーのオーナーさんはね高いワインから手頃なワインまでいろんなワインを取り揃えて飲み比べするのが好きなんですよ。あ、ついでに僕の親友を紹介します。ペットにパックです。この方々はどういったワインですか?ペットボトルと紙パックに入ってるんですよ。なんでそんな安いワインばっかりあるんですか。冷蔵庫でいいじゃないですか。ちょっと、あなた先ほどから安い安いとおっしゃりますけどね、あなたもけっして高いワインじゃないですよ。なんでわかるんですか?頭がコルクじゃなくて、キャップだからですよ。つづきは、動画で。桂三四郎動画一覧はこちらから

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